週足は買いサイン点灯も
日足は5営業日続落。
週明けは一旦反発か!?
注目の金相場(XAUUSD)について解説!!
市況(fundamentals)
今週(11/6の週)は、ガザ地区の情勢悪化による地政学的リスク回避で買われていた原油や金(GOLD)の下落が目立った。
その反面、軟調だった株価や米ドルが上昇する動きとなっており、個人的にはこれまでの相場の流れが一巡して、短期的なトレンドが反転したのではないかと強く思っている。
尚、中長期トレンドに関しては、今週も日銀会合やFOMCなど、各国で様々なイベントはあったものの、大きな金融政策変更はないことから、少なくとも年内はドル高が続くものとみている。
【株価】日経平均株価は週末に掛けて上昇
日経平均CFDの日足を見ると、75MAがサポートとなっている模様。
月足は4カ月振りに陽線になっており、
テクニカル的にも過熱感はないことから、引き続き堅調な動きが想定される。
【為替】ドル円は再び高値に接近
週明けの時点では、日足の25MAを割り込んでいたドル円。
FOMCや雇用統計といった重要イベント通過で、調整色が強かったものの、再び日足の25MAを超えてくると上昇の勢いが加速。
週後半には、パウエルFRB議長が追加利上げについて、含みを持たせる発言があり、米10年債利回りが上昇。ドル円はほぼ高値圏で週末を終える動きとなった。
月足のRSIは70を超えてきており、やや過熱感があるものの、10/1高値(151.937)を突破した場面では一段高の可能性がある。
逆に、上記を突破できないとダブルトップ形成となり、調整の可能性が高まる可能性があり、高値圏では介入警戒感もあることから、来週は神経質な動きが想定される。
【金利】米・10年債利回り
週前半から半ばまでは低下傾向にあったが、IMF討論会でのパウエル発言を受けて急上昇。
10日に発表された「米ミシガン大学消費者信頼感調査」が強い数値となったことも追い風となり、下げ幅を一気に取り戻す動きとなった。
尚、週末時点での10年債利回りは4.646%。
4.800%を超えてくると更に上昇する可能性が高いと思われる。
▼参考:米10年債利回り
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield
トレンド(technical/week)#xauusd
移動平均線は、上から(25.75.200)で
引き続き下落トレンド継続中。
但し、AOは
上向きに転換しており買いサインが点灯。
このように、
売買サインが合わない時のスイングは禁物!
故に、、、
再びAOが下向き赤になるまでスイングはNG。
トレンド(technical/day)#xauusd
移動平均線は上から
(25.200.75)なので、もみ合い中。
再び200MAが75MAを割り込んだ場合
⇒上昇再開。
25MAが200MAを割れて
更に75MAも割れた場合
⇒強い下落の可能性アリ
現状はAOが上向き赤なので
強い上昇一服の状況。
AOが赤のうちは戻り売りが無難。
但し、日を跨いで保有はNG
戦略(strategy)#xauusd
トレンドがハッキリしない時はデイトレ一択
来週の戦略としては、
短期的に大きく買われ過ぎた場面でショート
日足のAOが緑になった場合
短期的に売られ過ぎた場面でロング
このような戦略でいこうと思います!
因みに、、、
ドル円が再び高値を超えてきた場面で、
GOLDが急落せず出遅れていた場合
短期ショートも良いかな。
と思っています。
尚、いつもGOLDを分析する際に利用している
テクニカル指標については以下の記事で解説しています。
■AO(オーサムオシレーター)
https://ubereats-fx.com/2023/10/17/awesome-oscillator/
■envelope(エンベロープ)
https://ubereats-fx.com/2023/10/26/envelope/
■RSI(アールエスアイ)
https://ubereats-fx.com/2023/11/04/rsi/
まとめ
来週の注目すべき点は、ドル円が高値を更新するか否か。
高値を更新するかしないかで、その後の動きが大きく変わってくるため、ドル円の動きは要Checkです。
<ドル円が高値を更新した場合>
⇒GOLDは下落継続
<ドル円が高値を更新できなかった場合>
⇒GOLDは反発
このような認識を持って取引に望みたいと思います。
それでは、来週もよろしくお願いしますm(__)m
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