FXトレードにおいて
エントリーのタイミングが難しい
利益を確定するタイミング難しい
このような悩みを抱えている方は少なくないかと思います。
今回お伝えする内容は、現在の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを把握するために便利なテクニカル指標「RSI」について解説しています。
☑いつもエントリーするのが早いor遅い
☑いつも利益確定が早い
☑いつも大きな含み損を抱えてしまう
もし現在のあなたが上記のような状況に陥っているのであれば、この記事を読むことで、トレードの精度を上げることができるかもしれません。
少なくとも、RSIの理解度を高めることで、パフォーマンスの向上に繋がるかと思います。
【テクニカル指標】RSIとは
RSIとは、株や為替の相場の変動を分析するための指標の一つです。
株や為替などの価格の上がり方や下がり方を計算して、過去の相場と比較することで、買われすぎや売られすぎの状況を把握することができます。
RSIを活用することで、株や為替の相場の状態を把握し、適切な売買のタイミングを見極めることができます。
【テクニカル指標】RSIの特徴
RSIは0から100までの範囲で表示されます。
一般的に、70以上の値は「買われ過ぎ」と呼ばれ、価格が上がりすぎた状態を示しています。この場合、価格の上昇が一時的であるか、下落する可能性が高いと言えます。
一方、30以下の値は「売られ過ぎ」と呼ばれ、価格が下がりすぎた状態を示しています。この場合、価格の下落が一時的であるか、上昇する可能性が高いと言えます。
例えば、ドル円の価格が急騰している場合、RSIが70以上になることがあります。これは、市場参加者が買うことに興味を持ち、価格が上昇しすぎていることを示しています。この場合、売り時である可能性が高いです。
逆に、ドル円の価格が急落している場合、RSIが30以下になることがあります。これは市場参加者が売ることに興味を持ち、価格が下落しすぎていることを示しています。この場合、買い時である可能性が高いです。
【テクニカル指標】RSIのメリット・デメリット
RSIを利用するメリット、デメリットは以下となります。
【メリット】相場の反転を予想することができる
RSIは、買われ過ぎや売られ過ぎを示す指標であるため、反転トレンドを予測することができます。RSIが70以上になると買われ過ぎとされ、売り時となる可能性が高いです。
逆に、RSIが30以下になると売られ過ぎとされ、買い時となる可能性が高いです。
このように、相場の反転を予想することができるのが、RSIの最大のメリットといえます。
【デメリット】ダマシが発生する可能性がある
RSIを利用する場合、1分足や5分足など、比較的に期間が短い時間軸で利用した場合、過度な取引を引き起こす可能性があります。
例えば、RSIが売られ過ぎと判断された場合に売り注文を出すと、市場が逆に上昇してしまうといった「ダマシ」が発生する可能性があります。
また、過去のデータに基づいているため、将来の市場の変動を予測することが難しい。
といったデメリットがあることから、他のテクニカル指標と組み合わせるなど、メリットとデメリットを考慮しながら、RSIを活用することが大切です。
【テクニカル指標】RSIの表示方法(MT4)
RSIの表示方法は以下となります。
①【インディケータ】の中にある【RSI】をクリック
②表示されたポップアップ画面の【OK】をクリック
上図のように、チャートにRSIが表示されたら設定完了です。
尚、以下の設定を行うと、更に見やすい表示になります。
RSI内にも現在の値が表示されていますが、文字が小さく少々見辛いという方も少なくないかと思います。
その場合、ポップアップ画面の「レベル表示」にて、50を追加することで、買われ過ぎ(70)と売られ過ぎ(30)の中間地点(50)にもラインが表示されるため、
【中間地点より上→買いの勢いが強い】
【中間地点より下→売りの勢いが強い】
といった環境認識を一目で行えます。
【テクニカル指標】RSIの使い方(短期売買)
RSIの一般的な使い方は以下となります。
【その1】エントリーポイントを探る時に最適!
RSIは、エントリーポイントを探る際に活用することができます。
RSI30以下:ロング(買い)
RSI70以上:ショート(売り)
使い方としては上記の通り。
因みに、以下のような場面でもRSIを活用したトレードが可能です。
RSIを活用することで、雇用統計のような発表前後に大きく動く場面を利用して、短期間で大きな利益を狙うことも可能となります。
【その2】利益確定のタイミングを探る時に最適!
RSIは利益確定の目安として活用することもできます。
使い方としては、エントリーの逆となり
RSI30:ショートの利確目安
RSI70:ロングの利確目安
上記が利益確定の目安となります。
但し、相場が不安定なときこそ、値動きが激しく、RSI30~70を行ったり来たりしますが、値動きが安定している場合、必ずしもRSIが30に到達した後、70まで反発するとは限りません。
そのため、個人的には上図のようなスタイルで利益確定を行っています。
RSI50地点で半分利益を確定することで、その後にトレンドが転換してしまった時のリスクを半減することが出来たり、再びエントリーチャンスが訪れた際にエントリーし直すなど、柔軟な対応ができる。といったメリットがあります。
【まとめ】
今回は、現在の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを把握するために便利なテクニカル指標「RSI」について解説しました。
ポイントは30.50.70です!
この3点を覚えるだけで、現在の相場が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを把握することが出来ます。
慣れてくれば、一目で相場状況を把握できるようになるので、是非RSIの使い方に慣れてもらい、日々のトレードに活用していただければと思います。
また、AOと組み合わせることで、更に安定したトレードを目指せるかと思います。
AOについては以下の記事で解説しているので、是非コチラの記事もご覧ください。
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